帯文・短文コメント
07

竹窓随筆

竹窓随筆 ー明末仏教の風景ー

雲棲★宏 著 荒木見悟 監修 宋明哲学研討会 訳注
刊行日:6月
販売価格:6,615円(税込)
 B5版/551頁
ISBN:978-4-903316-02-4
購入のお申し込みは中国書店まで。
TEL: 092-271-3767 FAX: 092-272-2946

【内 容】

帯文を執筆しています。
B5版、定価6,615円の高価本だが、9年かけて仕上げた内容は、充分おつりがくる。

以下、6月4日「雪月花」より
いつも著書の校閲等でお世話になっている福岡の野口善敬師はじめ、十数人の学究の皆さんのご労苦により、このほど中国書店から『竹窓随筆』が刊行された。これは明末を代表する仏教者、雲棲★宏の晩年の随想集だが、宗派を問わず、我々僧侶が座右 に置くべき本だろうと思う。監修は荒木見悟先生。恥ずかしながら推薦の帯文を再録させていただき、僧侶でない皆さんにもお勧めしたい。

万行を包む仏法の書!
「幅広いのに、奥深い。骨っぽいのに、柔軟である。 一言でいえば豊饒というしかない。持戒に励み、禅、浄、律、華厳、天台にまで深く通暁した雲棲★宏、晩年の精華がとうとう訳出された。充実した訳や語注も含め、豊かな達成に心から敬意を捧げたい。」

<野口さんの書いた解説文>

『竹窓随筆』は、白隠慧鶴禅師が愛読した『禅関策進』の著者として知られる雲棲★宏の随筆集であり、全3巻、計427条からなる巨編である。
中国江南地方の仏教は、宋末から元代を経て明初に至るまで、国家の手厚い保護もあり五山十刹を中心にして隆盛を誇っていたが、明代、永楽帝が首都を北へ移して以降、見る影もなく衰退していった。その状況を打ち破り、明代末期に仏教の隆盛をもたらした最大の功労者が雲棲★宏である。
彼は、仏教の基礎とも言うべき戒律を復興し、修行法としての禅と念仏を鼓吹し、教学をも駆使して、雲棲寺(浙江省杭州銭塘県)で教化活動を繰り広げた。
★宏が雲棲で実施していた法要規範は、清代初期の禅宗にも大きな影響を与えており、隠元隆●(いんげんりゅうき)が日本に伝えた黄檗宗で使用されている『瑜伽焔口科範』も★宏の序刊本である。
その★宏が見た当時の仏教界の有り様を、理非曲直を明らかにしながら自ら記した書物が、この『竹窓随筆』である。明代末期における「仏教再生」の鍵が隠されたこの本は、現代において仏教再生を目指す僧侶の(=一般向けには「人々に」)、必見の書であろう。
文字 ●の部分は、たまへんに「奇」です。
★の部分は、ころもへんに「朱」です。
top前に戻る