
お坊さんといえば人格者。徳があって迷いがないと思っていたら…。
「お葬式の意味をどう子どもに説明すればいい?」「跡取りが茶髪だけどどうしよう?」「イラクに派遣される自衛隊員にかける声は?」
仕事や家族の問題から社会問題に至るまで、行き場のない悩みを抱えているらしい。本書は、作家兼僧侶の著者がそんな悩みに答える指南書。
問題の本質をくみ取る、世の中の多様性を認める、物事を長い目で見る、といった姿勢から導き出された解答は、正しい答はコレ!と断定するものではない。
お寺はお金や人が往来する吹きだまり、時に風を起こして正しい方向に流すのがお寺の役割、と著者は説く。そんなアドバイスの数々は、あなたの心の塵も吹き飛ばしてくれるかも。
(文春新書・861円)